不動産の売却、購入のことなら、お近くの「売買の窓口」で!

不動産の売却、購入のことなら、お近くの「売買の窓口」で!

家を買う流れを解説!初めてでもわかる8つのステップ

購入

物件選び

2025.06.03

家を買う流れを解説!初めてでもわかる8つのステップ

2025.06.03

家を買う流れを解説!初めてでもわかる8つのステップ売買の窓口】

家を買うことは、多くの人にとって一生に一度の大きな決断です。

「何から始めればいいの?」「どれくらい時間がかかるの?」

と不安になる方も多いはず・・。

この記事では、初めての方でも安心して進められるように、家を買う流れを8つのステップに分けて詳しく解説します。


家を買う8つのステップ

1.資金計画を立てる

家の購入において、最初に取り組むことは資金計画です。

夢のマイホームを手に入れるには、無理のない返済計画と将来を見据えた予算設計が欠かせません。

まずは、自分たちがどのくらいの物件を購入できるかを明確にしましょう。

頭金は物件価格の10〜20%が一般的ですが、ゼロでも購入可能なローン商品もあります。

ポイントは、購入金額=物件価格+諸費用であることを理解することです。

次に、生活に支障が出ない範囲での返済額を試算します。

理想は「家計の手取り収入の20〜25%以内」に収めること。


住宅の購入時には、物件価格のほかに以下のような諸費用が発生します。

これらは総額の5〜10%にのぼることもあり、見逃すと後々の資金計画に差が生じます。

・不動産仲介手数料

・登記費用(登録免許税・司法書士報酬など)

・印紙税

・住宅ローンの手数料・保証料

・火災保険・地震保険

・固定資産税の精算金

・引越し費用や家具家電の購入費用


初めて住宅を購入する場合は、ファイナンシャルプランナーへの相談も検討しましょう。

プロのアドバイスを受けることで、より現実的な資金計画が立てられます。


2.情報収集・内見

次に行うのが、希望エリア・条件に合った物件探しと内見です。

スーモ・ホームズ・アットホームなどのポータルサイトを活用すると効率的です。

写真と実際の印象が異なることもあるため、できるだけ日中に現地を訪れて確認しましょう。


【チェックしたい条件】

・駅や学校、スーパーなどの距離

・治安や災害リスク

・住宅の築年数、構造(木造、鉄筋など)

・マンションであれば管理費や修繕積立金


【内見時のチェックポイント】

・日当たり、風通し

・建物の傷み具合や設備の状態

・周囲の音(交通・生活音)

・近隣住民の様子


3.購入を申し込む・住宅ローンの仮審査

購入したい物件が決まったら、買付証明書を提出し購入の意思を示します

このタイミングで住宅ローンの仮審査にも進みます。

事前に複数の金融機関で仮審査を受けると、比較しやすく有利な条件で契約できる可能性があります。

仮審査は金融機関が「この人にお金を貸しても大丈夫か?」を判断するもので、以下の情報が必要です。

・勤務先や勤続年数

・年収、現在の借入状況

・希望する借入額と返済期間


4.売買契約を結ぶ

仮審査が通過し、売主との価格交渉が成立すれば、いよいよ不動産売買契約を締結します。

重要事項説明を受けた上で契約書に署名・捺印し、手付金(物件価格の5〜10%)を支払います。


【契約時に確認すべきこと】

・引き渡し時期と条件

・契約解除時の条件(違約金など)

・瑕疵担保責任(物件に欠陥があった場合の対応)


5.住宅ローンの本申込と本契約

売買契約後は、仮審査を通過した金融機関にて本審査を申し込み、住宅ローン契約(正式な融資契約)を行います。

契約では、印鑑証明・住民票・売買契約書・源泉徴収票などの書類提出が必要です。

本審査には1〜2週間かかることがあるので、スケジュールに余裕を持って準備を進めましょう。


6.現住居の解約や家の仕様確認

住宅ローンの契約後、引き渡しまでの間に現在の住まい(賃貸など)を解約し、新居の最終確認を行います。

・賃貸物件の退去手続き(通常1ヶ月前に通知が必要)

・引越し業者の選定と予約

・内装・設備の最終チェック(注文住宅の場合は仕様決定)


7.決済・引き渡し・登記

決済日は金融機関でローンが実行(振り込み)され、残代金を支払い、所有権移転登記を行う日です。登記費用や火災保険料もこのタイミングで発生するので、別途現金を用意しておきましょう。

この日をもって正式に「マイホームの持ち主」となります。


【同日に行うことが多い】

・残金の支払い

・固定資産税や管理費等の精算

・鍵の受け取り

・登記手続き(司法書士立ち会い)


8.リフォーム・確定申告などのアフターフロー

中古住宅の場合は、引き渡し後にリフォームやハウスクリーニングを行うことがあります。

住宅ローン控除を利用する場合は、翌年の確定申告が必要です。


【引き渡し後に行うこと】

・転入届、ライフライン(電気・水道・ガス)の手続き

・不具合があれば保証内容の確認

・確定申告(控除申請書、源泉徴収票、登記事項証明書が必要)


家の購入にかかる期間の目安

家の購入にかかる期間は、物件の種類や購入方法によって異なりますが、一般的には物件探しから引き渡しまで3〜6ヶ月が目安です。

ステップ期間の目安
資金計画〜内見約1ヶ月
仮審査〜売買契約約1〜2週間
本審査〜引き渡し約1〜2ヶ月


ただし、新築や注文住宅などの場合は、それ以上の時間がかかることがあります。


◼︎新築一戸建て(建売住宅) 

【期間の目安:2〜4ヶ月】

建築済みであれば比較的スムーズに購入できます。

ただし人気エリアではすぐに売れてしまうため、早めの決断が求められます。


◼︎新築分譲マンション

期間の目安:3〜6ヶ月(完成済みの場合)、1年以上(完成前購入の場合) 】

完成済みであれば、手続き次第で早めに入居可能です。 

一方で「青田買い」と呼ばれる建設前の購入では、竣工まで待つ必要があり、1年〜1年半かかることもあります。


◼︎中古一戸建て

【期間の目安:2〜5ヶ月】

現況の確認、修繕の必要性、住宅ローンの手続きなどによって期間が前後します。

建物の状態調査(インスペクション)を行うことも推奨され、これがスケジュールに影響することもあります。


◼︎中古マンション

期間の目安:2〜4ヶ月】

比較的流通が多く、手続きも簡素化されているため、スピーディーに進むことが多いです。

管理規約や修繕積立金の確認に時間を要するケースもあるため、事前チェックが大切です。


◼︎注文住宅

期間の目安:半年〜1年半】

土地探し、建築プランの打ち合わせ、設計・施工など工程が多く、最も時間がかかるケースです。 

土地が決まっている場合でも、建築確認申請や施工期間を含めると6ヶ月以上は見ておく必要があります。


まとめ

家を買うことは人生の中でも非常に大きなライフイベントです。

夢のマイホームを手に入れるには、資金計画から始まり、物件探し、契約、住宅ローンの手続き、引き渡し、そして入居後のアフターフォローまで、複数のステップを慎重に進めていく必要があります。

一つひとつの工程に不安や疑問を感じるのは当然です、大切なのは、「焦らず・慌てず・情報をしっかり集める」こと。

今後の暮らしを安心してスタートさせるためにも、専門家のアドバイスや家族との話し合いを重ねながら、納得のいく住まい選びをしていきましょう!